6月8日(土) 御茶ノ水で社会情報学会シンポジウムが行われました。
シンポジウムの概要は『情報ネットワークを構築した現代社会のさまざまな局面を検討するとともに、失われつつあるコミュニティに対する社会情報学の貢献について議論する』という内容でした。
広報部として初めて参加するイベント、初めての御茶ノ水だったので余裕をもって出たら3時間前に着いてしまって周りを散策。
今回の報告者とタイトルはこちら
報告者 | タイトル |
松本早野香(サイバー大) | 被災地住民はPCに何を求めたか~基礎技術コース・インストラクタが聞いた声~ |
武田賢一・加藤拓紀(山元町役場) | 情報通信を活用した地域コミュニティ再生への取り組み |
大泉大介(河北新聞) | 発信者を育てる 被災地新聞社の試み |
大黒岳彦(明治大) | 情報社会から情報的世界へ |
山本佳世子(電通大) | 高度情報通信ネットワーク社会の到達点と発展可能性 |
須藤修(東大) | クラウドコンピューティングとe-Science |
前半の討論は上から3つ。
宮城県山元町をモデルに被災地コミュニティの検討に対する討論です。
被災で町外に出てしまった3000人の町民とのコミュニケーション。町に残るお年寄りから生まれる情報発信のためにパソコン講習会。再び大きな地震が来た際どうするのか。という内容でまだまだ被災が終わっていないんだなと考えさせられる討論会でした。
後半の3つは情報をテーマに言葉の嵐。
見えないのにリアルな情報(ツイッターや2chで本人がいないのに言葉で怒り喜ぶ現状)を哲学する討論に始まり、位置情報のGISを利用した工学的な話。最後は研究の枠にとらわれない世の中のメタデータのメタデータを検討する討論。
6時間に及ぶ有意義な討論会となりました。
後半はついていくだけで精一杯でしたが大人の討論会のパワーを感じましたし企画ってこうやって生まれるんだなと肌で感じました。
お疲れ様ということで力の出る牛丼を食べて今回の初シンポジウム参加を締めくくりたいと思います。
今回の取材担当:4年 井之川、西柳 記事:4年 井之川